西国十七番札所 補陀洛山 六波羅蜜寺

京都市東山区松原通大和大路東入ル
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真言宗智山派の寺で 西国三十三所観音霊場の第十七番札所といして古くから信仰されている。本尊十一面観音立像は  天暦五年(951)に空也上人が疫病平癒のため開創した当時のものといわれている。空也上人は歓喜ゆ躍念仏唱和の功徳を広めた六斎念仏の始祖である。 往時は寺域も広く平民の邸館や鎌倉幕府の探題も置かれ源平盛衰の史跡を伝存し本堂も鎌倉様式を伝える遺構である。 地蔵菩薩立像は今昔物語にも伝えられ定朝の作といわれる。運慶の菩提寺十輪院の本尊地蔵菩薩座像や 脇侍運慶もあり  康勝作の空也上人立像 長快作の弘法大師像 平清盛像など鎌倉時代の傑作も多く 美術史上貴重な存在である。境内に阿古屋塚や清盛の石塔がある    京都市