西国一番札所  那智山  青岸渡寺

如意輪観世音を祀る青岸渡寺は、一千日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が永延2年(988)に御幸され西国33ヶ所観音巡り1番札所として 定めたとされ、 全国より、多くの信者や参詣者が訪れます。 現在の本堂は天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残し、国の重要文化財に指定されています。 また、本堂後方には、朱色の三重の塔が聳え、壮大な大滝とのコントラストが美しさをかもし出しています。 4世紀の頃、インドから那智の浜辺に流れ着いた裸形上人が大滝の滝壺から観音像を見つけ出し、そこに草庵を結んで安置したのが起こりといわれて います。

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
地図参照下さい

本堂(如意輪堂)

742平方m 棟高18m 入母屋造り東南向き 推古時代より6回改築し 天正18年(1590)豊臣秀吉の願いにより 大工尼崎茂兵衛の造立で 桃山時代の建築とし 南紀最古で重文指定 大正13年修理す 堂内の鰐口は秀吉の願文を刻み重量450kg直径1.4m

那智山・那智の大滝

那智の大瀧(飛瀧神社)や熊野智大社や那智山青岸渡寺を中心にこの聖なる地を那智山と呼んでいます。 那智山の奥山、大雲取山から流れ出る本流に、いくつもの流れが重なり合い、ついには原生林 を切り裂くように落下しているのが「那智の大滝」です。 水柱は直下133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mの日本一の名瀑で、銚子口の岩盤に三つの切れ目があって、三筋になって落下し 始めるところから、 「三筋の滝」ともよばれています。

三重の塔

飛瀧権現本地千手観音を安置し、壁画は林屋川養画伯の金剛界諸仏と米良博画伯の観音、不動明王等の壁画があり那智の瀧 太平洋の眺めがよい。

勝浦漁港

JR紀伊勝浦駅から徒歩3分勝浦温泉の中心地に位置する日本有数のマグロ基地であり、延縄漁法による生鮮マグロの水揚げは日本一。 土曜日を除く毎日早朝にはマグロが沢山並び“セリ市“の光景を見学することができます。 昼食はマグロ専門食堂で食べる。

勝浦温泉

紀州・湯のくに」といわれるほどの和歌山県の中でも那智勝浦町には県下一を誇る175本もの多種多様な源泉がある。 旅館、公衆浴場等の立ち寄り温泉が充実している。湯量・泉質もよく、温泉好きの人には、満足される、お勧め温泉のひとつです。

瀞 峡

瀞八丁とも呼ばれ、北山川の大渓谷である。和歌山、奈良、三重の3県が接する県境にあり、滝壷の後退によって形成された、 下瀞(瀞八丁)1.2km 上瀞2km 奥瀞28kmの間のことをいいウオータージェット船は上瀞まで運行しています。 春には新緑、秋には紅葉と四季折々の景観を壮大な断崖とともに自然が造り上げた美しい芸術です。