西国二十一番札所 菩提山 穴太寺

柳当寺草創は四十二代文武天皇の勅願により慶雲年中大伴古麿大臣始めて建立。その後三百余年を経て六十二代村上帝の御宇、宇治宮成が当寺に御堂を造立し本尊を安置し奉る

京都府亀岡市曽我部町穴太東ノ辻46
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江戸中期の建築にして、延宝年間日光輪王寺から火災見舞(明智光秀の戦火)として贈られた建物である。その用式は陣屋造、 室内欄間彫刻は日光の影響を受けたもの如く実に優秀美を設え書院は名園を一望に眺められる古式の作りである。

穴太寺大涅槃像釈迦如来

当山本堂脇に安置する大涅槃像は他に其の比を見ざる霊像(推定七百有余年前)

多宝塔

優美で端正な姿を備えた多宝塔、四方の欄間には、青龍、白虎朱雀、玄武神のみごとな彫刻が配され境内建物の調和と荘厳美麗を一段と引き立て居る。